太陽光発電関連会社「テクノシステム」の社長、生田尚之被告(50)は、金融機関からおよそ22億円をだまし取った罪などで3年前、東京地検特捜部に逮捕・起訴され13日、初公判が開かれます。
この事件で、社長が、逮捕後の取り調べで黙秘していたところ当時の担当検事に自白をするよう迫られ、脅されたり大声を交えて罵倒されたりしたとして、特別公務員暴行陵虐の疑いで近く、検事を東京高検に刑事告訴することが社長側への取材でわかりました。
取り調べは41日間行われ、合わせて205時間分が録音・録画されていて、告訴状などによりますと、担当検事は「検察庁を敵視するってことは、反社や、完全に」とか「捜査機関がなめられたと思ったら、どうするか考えたら分かるはずや」などの言動を一方的に執ように繰り返し、社長の人格権を著しく侵害し、重い精神的苦痛を与えたと主張しています。
この事件をめぐって、社長はことし7月、違法な取り調べによって精神的苦痛を受けたとして、国に賠償を求める民事裁判を起こしていて、国は訴えを退けるよう求めています。
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