警察によりますと、茨城県ひたちなか市と東海村を管轄するひたちなか・東海広域事務組合消防本部で複数の女性職員が同僚の職員からの性被害を訴えて被害届を提出し、警察が関係者から事情を聴くなど捜査しています。

これについて、消防本部の高木健消防長が12日に会見を開き、ハラスメントがあったとして「職員の認識の甘さから発生した。住民の安全安心を守る消防に対する、期待と信頼を失墜させる行為であり、深く反省しおわび申し上げます」と陳謝しました。

消防本部は、プライバシーや警察の捜査を理由に詳細を明らかにしていませんが、女性職員が、ことし7月下旬にハラスメントの窓口に性被害を相談したとしています。

また、上司にも訴えたものの、その際に上司が「組織として協力できない」と伝えるなど、不適切な対応も確認されたとしています。

消防本部は調査委員会を立ち上げて調査を進めていて、今後、関係者に対し、必要な処分を決定するとしています。

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