炎を上げる海上自衛隊の掃海艇「うくしま」=10日夜、福岡県宗像市沖(福岡海上保安部提供)
福岡県沖で海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が炎上、沈没した事故で、海上保安庁は12日、行方不明となった機関員の古賀辰徳3等海曹(33)の捜索のため、巡視船を現場海域に展開させた。古賀3曹は火元とみられるエンジンルームにいた可能性があるが、11日のダイバーによる船内捜索では手掛かりが得られなかった。 中谷元・防衛相は閣議後記者会見で、掃海艇火災に関する見解を表明。 事故は10日午前9時40分ごろ発生。11日午前0時過ぎに転覆し、同8時半ごろに沈没した。現場は水深約37メートルの海域で、全長54・0メートルのうくしまは船尾を下に斜めの状態になっている。
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