能登半島地震の発生から4カ月を迎えた1日、地震の後に大規模な火災に見舞われた輪島朝市(石川県輪島市河井町)では、火災現場に花束を供え、亡くなった人に思いをはせる人の姿も見られた。

 約240棟が焼けた現場には、4カ月が経った今も、倒壊した建物が撤去されずに残っている。地震で割れた窓ガラスの破片や、火災で焼け焦げた食器や箸が散乱し、ところどころには、亡くなった人に供えられたとみられる花や水などが残されていた。

 輪島朝市で営んでいた酒屋を火事で失った男性(63)は「一日も早く店を再建したいが、4カ月経っても街づくりの見通しも立たない」と悔しそうに話した。(水野義則)

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