北海道電力は泊村にある泊原発3号機について再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査を受けています。

8日の審査会合では安全対策の前提となる想定される津波の高さについて、日本海の東側を震源とする地震と泊原発周辺の地滑りが重なった場合に15.68メートルに達するケースが最大になるとする北海道電力の説明が了承されました。

これは2013年7月に北海道電力が審査を申請した際に提示した7.3メートルの2倍以上にあたります。

津波の想定をめぐっては原子力規制委員会の指摘を受けて北海道電力が算定をやり直したことなどから審査が長期化し、申請から11年たっての決着となりました。

北海道電力は残る審査項目についても年内に説明を終えたいとしています。

北海道電力は現在、高さ19メートルの新たな防潮堤の工事を進めていて、2027年3月までの完成を目指す方針で、一般的には再稼働の時期は完成の3か月後になるとしています。

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