2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子銀メダリストの浅田真央さん(34)が企画立案した東京都立川市のアイスリンク「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」(マオ・リンク・タチカワ・タチヒ)のオープニング式典が8日、開かれた。競技やアイスショーの開催のほか、市民がスケートに親しむ場として、11日に本格オープンする。  スケートリンクをつくるのが夢だった浅田さんが、知り合いに紹介されて市内の不動産事業の立飛ホールディングスに提案。同社が建設した。国際規格の1800平方メートルのメインリンクと、960平方メートルのサブリンクを備える。

フィギュアスケートの元世界女王で、プロスケーターの浅田真央さんがプロデュースしたアイスリンク「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」のオープニングセレモニーが開かれ、浅田さんは子どもたちと一緒に演技を披露した=8日、東京都立川市で(石橋克郎撮影)

 外壁に五輪にちなむ金、銀、銅色のデザインを施したり、桜並木が眺められる窓をリンクに設置したりするなど、浅田さんのアイデアを設計に多く取り入れた。今後、浅田さんによるアイスショーの開催を調整している。

11日に開業するスケートリンク「MAO RINK」=8日、東京都立川市(石橋克郎撮影)

 セレモニーで浅田さんは白色を基調とした衣装でリンクに登場。4人の子どもたちと滑りを披露し、会場を沸かせた。報道陣の取材に「立川から世界に羽ばたくスケーターが生まれれば」と期待を込め「指導者として挑戦したい。今日という日に出会えたことで進んでいけると思った」と語った。  メインリンクは原則土日祝、サブリンクは常時、一般開放する。(松島京太) 

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