JR東海によりますと、10月22日、東京 町田市から神奈川県に向かって地下を掘り進めているリニア中央新幹線の「第一首都圏トンネル小野路工区」に近い町田市の住民から「庭で水が出ている」と連絡があったということです。

社員が現場の庭を確認したところ、水と気泡が地中から湧き出ていたということです。

工事に使っている掘削機は、土を削りやすくするために気泡を出しながら動くもので、JR東海は住民から連絡があった当日から工事を中断し、工事との関係を調べています。

湧き出ていた水と気泡は、工事中断の2日後から止まっているということです。またJR東海によりますと、湧き出た水と地表の気体を採取して専門機関で調べたところ、健康には影響がない数値だったということです。

現場の工区では、深さ40メートル以上の地下を、町田市の掘削開始地点から西に247メートルほど掘り進めていて、水や気泡が湧き出た庭は、掘削機の表面から数十メートル離れています。

JR東海は「工事との因果関係を確認するとともに、周辺の監視を実施しています」とコメントしています。

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