この啓発活動は、首都圏で闇バイトに応募した人が実行役となった強盗事件が相次いでいることから、埼玉県警が防犯ボランティアなどと協力して県内4か所で一斉に行いました。
このうち10月に強盗事件があった所沢市では、駅前で警察官などおよそ20人がチラシを配りました。
チラシでは、闇バイトの指示役らがSNSで「簡単に大金が稼げる」などと勧誘し、個人情報を入手したうえで犯罪に加担させる手口を紹介し、「闇バイト 犯罪です」と警告しています。
20代の男性は「安易にSNSなど怪しいところで仕事を探さないようにしています。とても大きな問題になっていると実感したので、気をつけようと思う」と話していました。
警察庁によりますと、ことし8月以降に1都3県で発生した一連の強盗事件は、11月5日までに18件にのぼるということです。
埼玉県警生活安全総務課の牧野康隆課長補佐は「闇バイトは犯罪につながる道と考えて、絶対に手を出さないでほしい。もし応募してしまっていたら、家族を含めて保護するので警察にすぐに相談してもらいたい」と話していました。
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