さいたま市で行われているこの学力テストは、進路指導のために中学校校長会が主催する5教科の学力テストで、6日、市内の公立中学校など59校の中学3年生およそ1万人が受ける予定でした。
しかし、5日朝、市の教育委員会に「生徒の間で問題を撮影した画像が広がっている」という匿名の投書が届き、出題予定の問題の画像も同封されていたということです。
教育委員会から連絡を受けた校長会は、問題が漏えいしたおそれがあるとして、急きょ、テストの実施を取りやめました。
問題用紙はテストの10日ほど前に各学校に届き、鍵のかかる場所に保管するよう指導していたということです。
校長会は、市内すべての学校の管理方法を把握するなど原因を調べるとともに、今後の対応を検討しています。
市中学校校長会の小熊誠 会長は「大変申し訳ない。公正公平で生徒が納得のいく対応をしたい」と話しています。
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