18年前の2006年9月、兵庫県たつの市の路上で小学4年だった9歳の女の子が学習塾から自転車に乗って1人で帰宅する途中、男に胸などを刃物で刺されて大けがをしました。

現場近くの防犯カメラには事件の直後に男が走り去る姿が写っていましたが、これまで容疑者の特定につながる有力な手がかりはなかったということです。

こうした中、警察は2004年9月に岡山県津山市で小学3年の女の子を殺害し、去年無期懲役が確定した45歳の受刑者について、手口が似ているなどとして任意で事情を聴いていました。

捜査関係者によりますと、この中で受刑者が事件への関与を認めたうえ、本人の説明と女の子の傷の状況などに矛盾がないと判断されたということです。

このため警察は7日にも殺人未遂の疑いで逮捕する方針です。

また捜査関係者によりますと、受刑者は17年前の2007年に兵庫県加古川市で小学2年だった鵜瀬柚希さん(当時7歳)が刃物で刺されて殺害された事件についても関与を認めているということです。

この事件も目撃情報や物証が乏しいということで、警察は今後、本格的に取り調べ、2つの事件の詳しいいきさつを調べることにしています。

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