一部エリアで立ち入りが制限されたのは新宿区にある都立「戸山公園」の大久保地区側です。

都によりますと、公園施設の改修工事のため敷地内の530か所で、地表から深さ50センチまでの土壌を採取して調べたところ、4分の1ほどの地点から国の基準値を上回る鉛や水銀などの有害物質が検出されました。

この場所には戦時中まで旧日本軍の射撃場があり、当時の弾薬に使われていた鉛などが検出された可能性が高いとみられるということです。

このため、都は6日から当面の間、「子どもの広場」など有害物質が検出された一部エリアの立ち入りを制限し、今後、土の入れ替えや盛り土などの対策を行うことにしています。

都の担当者は「公園の利用者に直ちに健康への影響はないと考えているが、皆さんに安心して利用してもらえるよう、しっかり対策を行いたい」と話していました。

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