このシミュレーターは除雪車の作業員を育成しようと、国土交通省東北地方整備局が開発し6日、秋田市で除雪を行う業者や報道陣に公開されました。

運転席を囲うように設置された5台のモニターには、道路に積もった雪の状況が映し出され、レバーを操作することで雪を道路脇に寄せる作業を体験できます。

除雪するコースは実際の道路を計測したデータが再現され、時間帯や雪の降り方などの設定を変えることもでき、より本番に近い環境で練習できるということです。

体験した建設会社の社員の1人は「車の飛び出しなども再現され、本格的に雪が降る前に体験できてよかった」と話していました。

除雪作業の担い手不足に加え、除雪車の仕様が従来の2人乗りから1人乗りが主流になり、現場では操作技術の継承が課題となっているということで、東北地方整備局東北技術事務所の佐藤英樹副所長は「シミュレーターでの訓練を通して若手の作業員を育成し、担い手不足の解消につなげたい」と話していました。

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