ハロウィーン当日を迎え、警備が強化された東京・渋谷のスクランブル交差点付近(31日夜)=共同

ハロウィーン当日の31日、若者らでにぎわう東京都内の繁華街では警察官らがトラブルの警戒に当たった。渋谷区に加え、今年から新たに新宿区が11月1日未明にかけて路上で酒を飲むことを条例で禁じており、店舗に酒類の販売自粛を要請。どちらも仮装した人の姿はまばらだった。

JR渋谷駅前のスクランブル交差点周辺には「渋谷は、ハロウィーンをお休みします」と書かれた看板や旗が掲げられた。人気漫画「ドラゴンボール」のキャラクター「フリーザ」のコスプレをしていた東京都港区の男子高校生(17)は「ハロウィーン目的で来ないよう呼びかけていると知らなかった」と苦笑した。

新宿・歌舞伎町でも警備員らが路上飲酒をしないように注意して回った。吉住健一新宿区長は「マナーを守って楽しんでもらいたい」と報道陣に述べた。

渋谷区はハロウィーン期間などに渋谷駅周辺で夜間の路上飲酒を禁止する条例を2019年に施行。今年10月から期間を通年に拡大した。渋谷から人が流れていた新宿区は10月31日午後5時から12時間、歌舞伎町周辺での路上飲酒を禁止した。〔共同〕

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