鉄道車両の車輪に車軸を取り付ける作業をめぐっては、9月にJR貨物で、取り付けの圧力が基準値の上限を超えた際、数値を基準内に改ざんするなどの不正が行われていたことが明らかになり、その後、ほかの鉄道事業者の車両でも同じような不正が相次いで発覚しました。
これを受け国土交通省はJR貨物に対し特別保安監査を行い、その結果、安全管理体制の見直しが必要だとして、31日午後、鉄道事業法に基づく事業改善命令を出しました。
この中で、車軸の取り付け作業に関する社内規程の整備や教育体制の改善、改ざん防止について、必要な措置を講じるかそのための計画を策定し、来年1月末までに報告することなどを求めています。
JR貨物は「厳粛に受け止め、講ずべき措置を確実に実施し、2度とこのような事態を起こすことのないよう、再発防止および信頼回復に努めます。多大なるご迷惑、ご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントしています。
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