「今はまだ胸がいっぱい」「思いが届いた」。同性婚を認めない現行法の規定を違憲とした30日の東京高裁判決後、原告側は記者会見で喜びを語った。当初の原告の中には、既に亡くなった当事者も。具体的な立法措置にも言及した判決を、笑顔と涙で分かち合った。
「『違憲』とはっきり聞けて本当に良かった」。原告席で見届けた小野春さん=仮名、50代=は柔らかな笑顔を浮かべた。約20年連れ添うパートナーと互いの連れ子を育ててきた。
東京都千代田区の会見場には、一審判決前に病気で亡くなった東京都の佐藤郁夫さん=当時(61)=の遺影も壇上に。小野さんは「一緒に聞いてくれていたと思う」と声を詰まらせた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。