秋篠宮家の次女佳子さまが29日、石川県を訪れた。金沢市の県立美術館では、能登半島地震で被災した地元の作家らと懇談し、励ました。
佳子さまが公務で石川県を訪問するのは初めて。日本工芸会総裁として、11月4日まで県立美術館で開催中の第71回日本伝統工芸展金沢展(日本工芸会、朝日新聞社など主催)に足を運んだ。
これに先立ち同館広坂別館では、重要無形文化財「髹漆(きゅうしつ)」保持者の小森邦衛さん(79)、同「沈金」保持者の前史雄さん(84)ら地元の人間国宝らと懇談。いずれも1月の能登半島地震で被災しており、佳子さまは懇談で「大変な災害でしたね。どのように過ごされているかと思って心配していました」と述べた。
県立輪島漆芸技術研修所で所長を務める小森さんは、研修所の再開に向けて奔走したことを紹介。今月、9カ月ぶりに再開できたことを伝えると佳子さまは、「若い人を育てていくのはご苦労もあるでしょうけれど頑張ってください」と言葉をかけたという。(中田絢子)
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