相馬労働基準監督署(福島県相馬市)は29日、作業員1人に本来の賃金を1年間支払わなかったとして、最低賃金法違反の疑いで、新潟市の土木工事業「日栄建機」と当時の取締役会長の男性(80)を書類送検した。本来の年間総額は約585万円だが、実際に支払ったのは約33万円だったという。

 書類送検容疑は昨年5月~今年5月、相馬市の営業所で働いていた作業員に、県最低賃金法の基準に満たない賃金しか支払わなかった疑い。作業員は退職した。署は認否を明らかにしていない。

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