小選挙区の区割り見直しで新設された神奈川20区は立憲民主新人、大塚小百合氏(44)が自民の元幹事長、甘利明氏(75)、日本維新の会の新人との三つどもえの争いを制した。
午後10時過ぎ、当選確実が伝わると、相模原市内の選挙事務所ではスタッフや支援者から拍手が沸き起こった。大塚氏は「初心を忘れず、誠実で不正のない政治を頑張っていきたい」と強調した。
立民は激戦必至の神奈川20区を重視し、公示前から野田佳彦代表が応援に入るなど党幹部が相次ぎ選挙区入りした。
大塚氏は選挙区を回る中で、自民派閥の政治資金問題に対する国民の不信感の強さを感じたという。「『絶対に勝ってくれ』という言葉をたくさんいただいた。非常に期待を感じることができた」
相模原市の老人ホーム施設長を務め、政治経験がない大塚氏。2児の子育てや介護の当事者として支援策の拡充を訴え、立民の支持層を固めた。
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