防衛省によりますと、27日午前11時40分ごろ、沖縄県の与那国駐屯地で陸上自衛隊のオスプレイ1機が離陸しようとした際に機体が左右に振れて不安定な状態になり、左側のエンジンの排気口の周辺が地面に接触して損傷しました。

当時は、自衛隊員など合わせて16人が乗っていたということですが、ケガ人はいないとしています。

自衛隊員以外の搭乗者については公表できないとしています。

この機体は今月23日から行われている自衛隊とアメリカ軍の実動演習に参加していて、27日は、ケガ人を搬送する訓練のため、駐屯地を離陸する予定だったということです。

オスプレイはエンジンとプロペラが一体となっていて、当時はプロペラを上に、エンジンの排気口を下に向けた状態にして、ヘリコプターのように離陸しようとしたところ、機体が左右に振れたということです。

陸上自衛隊は、導入した17機すべてのオスプレイの飛行を見合わせ、調査委員会を設置して損傷の程度や原因を調べています。

陸上自衛隊は2020年からオスプレイを導入していますが、機体が損傷したのは初めてとみられるということで、「関係する地域のみなさまに多大なご心配をおかけしてまことに申し訳ありません。飛行の安全に最大限努力をしていきます」とコメントしています。

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