日本が提唱した第1回「国際鉄道事故調査フォーラム」が23、24の両日、東京都内で開かれ、日本の運輸安全委員会や海外10カ国・地域の事故調査機関などから計125人が参加。多国間で情報を共有する枠組みをつくり、連携を深めていくことで一致した。

踏切を通過する電車(イメージ)

 再発防止のために原因を究明する事故調査は、他国の事例や経験が参考になるが、これまで鉄道分野では、航空機や船舶の事故調査を巡る国際機関のような組織が存在しなかった。今回の会議の議長を務めた運輸安全委の奥村文直・鉄道部会長は「国際プラットフォームができる意義はとても大きい」と語った。  次回フォーラムは来年、台湾で開く予定。(嶋田昭浩) 

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