東京電力福島第1原発では、2号機の溶融核燃料(デブリ)の微量を採取する計画で、採取装置のカメラの映像が届かなくなり作業が中断したことを巡り、東京電力はカメラの交換に着手した。2週間ほどかかる見込み。  装置は現在、デブリがある格納容器から出され、原子炉建屋内に設置されている収納箱に入っている。作業員が収納箱の側面の扉(50センチ四方)から不具合のカメラ2台を取り出し、手作業で交換する。放射線量は格納容器内よりは低いとはいえ、毎時数ミリシーベルトはある。作業員1人当たりの被ばくを抑えるため、現場には50人ほどが交代で入る。  採取再開の時期については、未定としている。東京電力は「交換が終わってから工程を精査する。早期再開を目指す」としている。 

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