首都圏で相次ぐ強盗事件のうち、さいたま市西区の事件に関連する被害品を運んだとして、埼玉県警は18日までに盗品等運搬の疑いで住所不定、無職秋山雄哉容疑者(34)を逮捕した。県警は、指示役の命令で被害品を回収する役割だったとみている。

県警は10日、西区の強盗事件で奪われたクレジットカードを使って指輪2個を購入したとして、詐欺容疑で大学生の男(21)を逮捕。秋山容疑者は秘匿性の高いアプリを通じて公園に来るよう命じられ、男から指輪を受け取ったとされる。強盗事件で奪われた現金の一部も渡されたとみられる。

逮捕容疑は9月18日、氏名不詳者からの依頼を受け、同市南区の公園内トイレで指輪2個(計約2万8千円)を受け取り、それが何らかの被害品であることを知りながら、同区内の飲食店まで徒歩で運んだ疑い。

さいたま地検は10月18日、西区の住宅にドアのガラスをたたき割って侵入、女性2人にけがを負わせて現金を奪ったとして、強盗致傷などの罪で実行役とされる20〜30代の男3人を起訴した。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。