東京電力は18日、福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出し中に不具合を起こしたデブリ回収装置のカメラ2台について、同日までに交換を終えたと明らかにした。いずれも正常に映っているといい、東電はデブリの試験的取り出し作業の再開に向けた準備を進める方針。2週間程度かかる見込みという。
東電によると、交換作業は16日から開始。原子炉建屋内に放射性物質の汚染拡大防止のためのスペースを設置するなどした上で、作業員が建屋内に入り、デブリ回収装置の先端部にある2台のカメラを手作業で交換した。作業員の身体汚染は確認されていないという。
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