「国民審査」は、最高裁判所の裁判官を信任するかどうか国民が審査する制度で、憲法で規定されています。

今回は前回・2021年の衆議院選挙のあとに任命された6人が対象で、15年ぶりに長官も含まれます。

また今回から海外に住んでいる人向けの在外投票や、船の上での洋上投票が可能になりました。

投票は衆議院選挙とともに今月27日に行われ、16日からは期日前投票も始まります。

投票所で配られる「国民審査」の投票用紙の裁判官の氏名の欄に「×」を書き込むと信任しなかったことになり、何も書かなければ、信任したことになります。

「○」など、「×」以外のものを書くと投票そのものが無効になります。

有効投票の過半数が「×」だった裁判官は罷免されますが、これまで25回の国民審査で罷免された裁判官は1人もいません。

投票の結果は、衆議院選挙の結果とともに公表されます。

国民審査対象の6人

今回、国民審査の対象となる6人です。

▽最高裁判所長官で裁判官出身の今崎幸彦裁判官(66)
▽裁判官出身の尾島明裁判官(66)
▽弁護士出身の宮川美津子裁判官(64)
▽行政官出身の石兼公博裁判官(66)
▽裁判官出身の平木正洋裁判官(63)
▽裁判官出身の中村愼裁判官(63)

※年齢は投票日時点

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。