公明党大阪府本部代表の石川博崇(ひろたか)参院議員は14日、衆院選(15日公示、27日投開票)で候補者を擁立する関西6小選挙区(大阪3、5、6、16区と兵庫2、8区)について、比例重複立候補をしないとの方針を明らかにした。

 石川代表は14日夜、報道陣の取材に応じ、「比例重複の検討の中でいろんな選択肢があったが、(関係者の間で)重複すべきだという強い意見があったとは認識していない」と説明。当時の民主党に全敗し、関西6小選挙区の議席を失った2009年の衆院選を引き合いに出し、「厳しい選挙戦においても正々堂々と挑んできた歴史と経緯がある。今回もそのような立場、考え方で小選挙区に全力で挑ませていただく」と強調した。

 15日公示される衆院選で、公明党は、日本維新の会と関西で初めて全面対決する。大阪を「発祥の地」とする両党にとって、選挙戦の行方は今後の党の動向を左右する可能性もあり、激しい選挙戦が予想されている。(原田達矢)

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