京都市下京区の東本願寺前の「お東さん広場」で12日、「池坊いけばなフェスティバル」が開かれた。関西を中心に、東京や名古屋からも「華道家元池坊」の会員約50人が集い、様々なテーマで作品を展示した。
JR京都駅から同寺へ続く道ぞいでは、若手華道家や学生らが、生け花を作る「いけこみ」を公開。真っ青な秋晴れの下、「秋花(あきはな)のみち」と題した生け花アート25作品が、約2時間かけて完成し、街を華やかに彩った。
池坊華道会によると、屋外で「いけこみ」を披露するのは珍しく、「観光の方を含め、生け花になじみのない方にも見ていただき、楽しんでもらえれば」という。
広場では、男性が生ける「男花展(おとこかてん)」と題し、多様な「男気あふれる作品」約30点も展示されている。作品は、13日午後4時まで展示される予定。(新井義顕)
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