無罪が確定した男性(68)=名古屋市=から採取したDNA型や指紋などを警察庁のデータベースから抹消するよう命じた名古屋高裁判決を巡り、男性の代理人弁護士が11日、市内で記者会見し、同庁から2日間に分けてデータを抹消したとの説明があったと明らかにした。代理人はさらなる説明を求めており、情報開示請求を検討している。
代理人は、抹消命令確定後の9月19日に警察庁から「データはすでに抹消した」と伝えられていたが、詳細な説明を求めていた。今月9日付の回答文書には、同庁は愛知県警の担当者と電話で協議し、9月12日にDNA型を、13日に指紋や顔写真をサーバーから削除したなどと記載されていた。
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