宮内庁の西村泰彦長官は10日の記者会見で、右大腿骨骨折で手術を受けた上皇后美智子さま(89)がリハビリを始められたと明らかにした。入院先の東大病院(東京都文京区)で車いすに乗り、けがをしていない左足を動かすなど筋力が落ちないようにしているという。「順調に進んでいる。痛みはだいぶ和らいだと聞いている」と述べた。
その上で「今回大変なことが起こって、改めてリハビリ後の生活をお支えしなければならないと思っている。一日も早い回復を心より祈っている」とした。
美智子さまは6日夕、東京・元赤坂にある住まいの仙洞御所で転倒。右大腿骨上部の骨折と診断され東大病院に入院し、8日に手術を受けた。
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