東京都や埼玉県で相次いだ強盗事件に関連し、首都圏の1都3県で発生した少なくとも計7件の強盗事件が同一グループの犯行とみられることが、警察庁への取材で分かった。警察庁は8日、首謀者や逃亡中の実行犯の摘発に向け、関係する都県警の幹部らを集めた捜査会議を開いた。  警察庁によると8〜10月、東京、埼玉、神奈川、千葉の高齢者宅などで手口の似た事件が計7件発生。事件は起きていないものの、実行犯の出身地であることや犯行に使われた車のナンバーなどから、福岡県警も捜査に協力している。  既に逮捕された実行犯らへの捜査では、交流サイト(SNS)で「闇バイト」に応募し、秘匿性の高いアプリで指示を受けたことなども判明。「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による犯行とみて捜査を進める。  8日の会議では冒頭、警察庁刑事局の谷滋行局長が訓示で「国民の不安を払拭するため、徹底検挙して全容を解明し、犯行の抑止を図ることが求められる」と述べた。(鈴鹿雄大) 

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