JR東日本の喜勢陽一社長は8日の定例記者会見で、同社やグループ会社が過去に列車の輪軸組み立て作業で不正をしていたことに関し「品質管理の徹底という点で鉄道のプロフェッショナルとして過信があった。多くのお客さまにご迷惑をおかけした」と謝罪した。
JR東によると、2008~17年、在来線列車の輪軸約4800本を社内規定外の圧力をかけて組み立て、うち1100本以上は規定内だったように記録を書き換えていた。喜勢社長は「高いサービス品質は数値基準などルールを守ることで確認される」と強調。記録書き換えがあった輪軸のうち、現在も使われている66本を来月29日までに交換すると説明した。
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