大阪市立中の外国籍の男子生徒が不登校になった問題を受け市が設置した第三者委員会は8日、この生徒が同級生にいじめを受けていたと認める調査報告書を公表した。生徒になりすました同級生がインスタグラムで女子生徒にわいせつな写真を送信したと認定。「いじめかつ性暴力事案である」としたほか、背景に外国籍の生徒に対する差別もあったとした。
報告書は生徒が中学1年だった2022年4月から23年1月に12件のいじめがあったと判断。同級生はインスタグラムで生徒を連想させるアカウントを作り、女子生徒に脅迫的なメッセージを送るなどした。これを知った生徒は登校できなくなり、PTSDと診断された。
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