世界遺産・熊野那智大社で行われた献茶式=6日午前、和歌山県那智勝浦町
和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社で6日、ご神体「那智の滝」を信仰していたと伝わる江戸時代の茶人川上不白をしのぶ献茶式が行われた。 不白を流祖とする江戸千家宗家蓮華庵の川上閑雪家元(65)が礼殿で厳かにお点前を披露した。例年は滝の前で行ってきたが、悪天候のため会場を移した。 不白は現在の和歌山県新宮市生まれと伝わる。没後200年に当たる2007年の翌年から、秋に献茶が行われている。 川上家元は「平穏を祈り、無心で茶を供えた。この地を訪れるたびに流祖を思う」と話した。
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