不発弾の爆発で陥没した宮崎空港の誘導路で作業する関係者=2日午後5時39分

 突如、高々と噴き上がった黒い土煙。宮崎空港の誘導路で不発弾が爆発し、滑走路が閉鎖された2日、運休になった便に乗るはずだった利用客からは「無事帰れるのか」と困惑する声が上がった。航空会社の受付には一時、長蛇の列ができ、関係者は対応に追われた。

 2日午前、定点カメラには、爆発で誘導路の舗装がはじけ飛ぶ瞬間が写っていた。共同通信のヘリからは、地面がえぐれたように陥没しているのが確認できた。

 シニアテニスの大会で、神奈川県から友人らと宮崎を訪れた神俣光子さん(74)は「こんなことに巻き込まれるとは」と驚きつつ、鹿児島空港発の航空券を手配でき「気が気でなかったが、何とか帰れそう」と胸をなで下ろした。

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