大臣として最後の記者会見を行った盛山正仁文部科学相は1日、在任中に印象に残ったことを問われ、「精神的に厳しかったのは旧統一教会との関係じゃないかと思います」と述べた。
- 盛山文科相「記憶にないが自分のサインに似ている」 推薦確認書巡り
盛山氏をめぐっては、朝日新聞が2月、2021年の衆院選で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体から推薦状を受け取り、団体が支援していたとする関係者の証言などを報じた。その後、国会でも追及を受け、友好団体の推薦確認書について「記憶にないが、(自分が)署名したのではないか」などと答弁した。
盛山氏は1日の会見で、自身と旧統一教会の関係について「全く関係はありません」と改めて否定した。
一方、自身と教団との関係に関する報道について「(教団側が)自分たちは悪くない、被害者だと言わんばかりの形のもの」などと持論を展開。「そういったものに対する報道というのは、正直いかがなものか」とも語った。
盛山氏の在任中だった昨年10月、文科省は教団への解散命令を東京地裁に請求した。(山本知佳)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。