【ロサンゼルス=共同】米大リーグ歴代1位の通算4256安打を記録しながら野球賭博関与で永久追放されたピート・ローズさんが9月30日、死去した。複数の米メディアが報じた。83歳だった。オハイオ州シンシナティ出身。AP通信によると死因は不明。  1963年に21歳でレッズからデビューし、新人王を獲得。極端にかがむような姿勢からの両打ちの巧打で安打を量産した。全力疾走、豪快なヘッドスライディングなどで「チャーリー・ハッスル」と呼ばれて絶大な人気を誇った。73年には3度目の首位打者となり、リーグ最優秀選手にも輝いた。70年代の黄金期に「ビッグ・レッド・マシン」と呼ばれた強力打線の1番打者として活躍し、75、76年とフィリーズ時代の80年にワールドシリーズを制覇した。オールスター戦に17度選出。  レッズに復帰した84年から選手兼任監督を務め、45歳の86年までプレー。監督専任となったが、野球賭博に関与したとして89年に大リーグ機構から永久追放処分を受けた。再三球界復帰や米国野球殿堂入り資格回復を働きかけたが、認められなかった。  通算成績は歴代最多の出場3562試合で打率3割3厘、160本塁打、198盗塁。 (写真はAP・共同)


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