小林製薬は26日、「紅こうじ」サプリメントとの関連が疑われる健康被害の把握から公表まで約2カ月かかった対応の是非などを調査するため、外部の有識者3人でつくる「事実検証委員会」を同日付で設置したと発表した。

 委員を務めるのはいずれも弁護士で、貝阿弥誠氏、北田幹直氏、西垣建剛氏。小林製薬が医師から症例報告を受けた後の経過や、内部統制システム、品質管理体制を調べる。

 検証委の調査結果を基に、小林製薬の取締役会が今回対応が適切だったかどうかを検証する。客観性を担保するため、創業家出身の小林一雅会長、小林章浩社長ら取締役3人は検証に加わらず、外部取締役4人が担う。

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