国土交通省能登復興事務所によりますと、21日午前9時半ごろ、輪島市門前町の国道249号線、「中屋トンネル」付近で土砂崩れがあったと能登半島地震の復旧工事にあたっていた業者から事務所に連絡がありました。
業者が作業員の安否を確認したところ、当時、作業にあたっていたおよそ60人のうち、4人と連絡が取れなくなったということです。
国土交通省は土砂崩れに巻き込まれた可能性もあるとみて警察と消防に捜索を要請していましたが、国土交通省によりますと、このうち1人の安全が確認されたということです。
警察と消防が残る3人の捜索を行っています。
また、大雨のためトンネル内には作業員や一般の人、あわせて27人が避難していましたが、その後、門前方面に向けて歩いて移動したということです。
このほか、警察と消防によりますと、トンネルの近くでは車が土砂崩れに巻き込まれて行方不明になっている人がいるという情報もあり、確認を進めているということです。
「中屋トンネル」通行再開を前に見学会
石川 NEWS WEB (9月18日)
「中屋トンネル」とは
「中屋トンネル」は、輪島市の門前町と市街地を結ぶ国道249号にある、全長1.3キロのトンネルで、能登半島地震で天井が崩落するなど大きな被害を受けました。
その後、通行止めが続いていましたが、応急的な復旧工事が進められ、9月25日から1車線の通行が可能になる予定で、今月18日には付近の住民を対象にした見学会が開かれていました。
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