東京スカイツリー(東京都墨田区)の来場者が21日、5千万人に達した。2012年5月の開業から約12年、4506日目での達成となった。

 5千万人目となったのは、千葉県君津市の猪又浩輝さん(37)一家5人。天望デッキにエレベーターで到着後、公式キャラクター「ソラカラちゃん」やスタッフらから拍手で出迎えられ、セレモニーでくす玉を割った。

 浩輝さんは「チケットを買おうとした時に声をかけられ、とてもびっくりしました。天気もよくて良い思い出になりました」。妻の美月さん(38)は「子どもたちは今回が初めて。ずっと一緒に来たいと思っていたので、記念になってうれしい」と喜んだ。

 長男の康亮くん(5)は「遠くまで見られてうれしい。アクアラインもディズニーランドも東京タワーもきれいに見えた」と笑顔で話した。

 東武タワースカイツリーの新家章男社長は「コロナによる緊急事態宣言など、大変苦しい状況にも直面したが、昨年度にはコロナ前以上のお客様にお越しいただき、いまもその勢いは衰えていない。これからも皆様の思い出作りのお手伝いができるよう、東京にふさわしいシンボルとなるように社員一同で努めていく」と話した。(佐野楓)

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