足立区は21日、認知症への理解を深め、早期発見にもつなげてもらおうと区内の商業施設で催しを開きました。
この中で、VRゴーグルをつけると、階段を降りる際に段差が近づいたり離れたりして距離感がつかみにくい状況や、白と黒の格子状の床が波打つように見えるなど、認知症の人の感覚を疑似体験できるコーナーが設けられ、参加した人たちはゴーグルを装着したまま立ち上がったり首を動かしたりしながらVRの映像に見入っていました。
参加した66歳の男性は「もうすぐ70歳でひとごとではないと思って体験しました。早めに病院に行くことも考えたい」と話していました。
また、9歳の女の子は「階段が見えにくかったです。認知症の人を街で見かけたら、声をかけてあげたいです」と話していました。
この催しは、22日も「アリオ西新井」で開かれ、先着120人がVRゴーグルでの体験が可能だということです。
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