川崎市教育委員会によりますと、20日午前9時半すぎ、川崎市の百合丘小学校で理科の授業でアンモニア水など水溶液の性質を確かめる実験を行っていた際、6年生の児童8人が「頭が痛い」とか「気持ちが悪い」などと訴えました。
このうち3人はすぐに体調が回復しましたが、残る5人は症状がおさまらなかったため、教員や保護者と一緒に病院に行って手当てを受けました。
現在はいずれの児童も体調は回復しているということです。
実験は教室の窓を開けて換気をしながら行われていましたが、教員が試験管よりも容量が大きいボトルに入ったアンモニア水のにおいを児童に嗅がせたところ、体調不良を訴える児童が相次いだということです。
学校は理科の実験のしかたや妥当性を再検討して、再発防止に努めることにしています。
川崎市教育委員会学校教育部指導課は「複数の児童が体調を崩す事態を招き、申し訳ありません」と話しています。
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