「CANインベーダー」と呼ばれる特殊な開錠機器で高級車を盗む連続窃盗事件で、警視庁捜査3課は20日、窃盗の疑いで、東京都新宿区、中古車輸出業川崎モハマッドアリ容疑者(24)を逮捕した。中古車解体施設「ヤード」から調達依頼のあった車種を窃盗グループに伝える仲介役だったとみて調べている。  同課によると、グループは東京、埼玉、千葉の1都2県で自動車盗などを繰り返した疑いがあり、被害総額は約3億7000万円に上るとみられる。盗んだ車の一部は川崎容疑者を通じてヤードに持ち込まれ、タイやアラブ首長国連邦(UAE)に運ばれたという。  逮捕容疑では、実行役らと共謀して昨年6月28日午前2時ごろ、さいたま市の駐車場で、東京都墨田区の男性(64)所有のアルファード(約361万円)を盗んだとされる。「車を直接盗んだりしたことはない」と供述している。 

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