東京都の小池百合子知事は19日、新1万円札の肖像画になった実業家渋沢栄一のひ孫の雅英さん(99)=港区=と「渋沢史料館」(北区)で懇談した。老人週間(15~21日)に合わせ、来年2月に100歳になる雅英さんに江戸切子のグラスを記念品として贈り、長寿を祝福した。  小池氏が「お体を大切にし、末永くご多幸でありますように」と話しかけると、雅英さんは「本当にありがとうございます。おいでいただき、祖先も喜んでいると思います」と笑顔で応じた。  都によると、雅英さんは英ロンドン出身で渋沢家の当主。商社勤務を経て渋沢栄一記念財団の理事長などを歴任した。補聴器も使わないなど健康だという。


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