15日午前、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮で、疾走する馬上から的に向かって矢を放つ流鏑馬(やぶさめ)神事の稽古をしていた男性が落馬し、病院に運ばれた。意識不明の重体という。八幡宮は16日に予定していた流鏑馬神事を中止すると発表した。

 鎌倉署によると、落馬したのは茨城県内の会社員(29)。同日午前6時ごろ、八幡宮から「流鏑馬中の男性が落馬する事故があった」と119番通報があった。例大祭の本番に向けて敷地内で練習中だったという。

 流鏑馬は狩装束に身を包んだ武者姿の射手たちが馬上から次々に矢を放つ神事。コロナ禍で一時中止になっていたが、昨年は4年ぶりに開催された。(具志堅直)

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