愛産大や名工大などのチームが開発した軽度認知障害の予防に向けたトレーニング

 愛知産業大学や名古屋工業大学などのチームは11日までに、認知症の一歩手前の軽度認知障害(MCI)の予防に向けた訓練法を開発したと発表した。タブレットに表示されるキャラクターを、筒状の機器を手指で力を加減しながら握ることで操作するなどのトレーニングで、脳の機能が改善する効果があったとしている。

 チームは、加齢やMCIにより手の器用さが失われていくことから、軟らかい物をうまく操る手指の把持力に着目。カバー内にバッテリーや電子回路基板などを組み込み、豆腐のような軟らかい物をつかむ際の微妙な力加減を反映できるようにした。画面上の指示に合わせて操作する脳トレアプリを利用した。

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