再開発事業が注目される東京・明治神宮外苑。手前左はイチョウ並木=7月

 東京・明治神宮外苑の再開発を巡り、事業者代表の三井不動産は9日、東京都内で記者会見し、計画を一部見直して、3メートル以上の高木の伐採本数を743本から619本に124本減らすと発表した。シンボルのイチョウ並木を保全するため、新施設との距離を約8メートルから約18メートルに広げる。

 都が、伐採着手前に保全策を提示するよう要請していた。

 再開発計画では、神宮球場と秩父宮ラグビー場を解体して場所を入れ替え、商業施設などが入る高層ビル2棟を建設する。2023年2月に都が事業を認可し、翌3月に神宮第二球場の解体工事が開始。全体の工事完了は36年を見込んでいる。

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