デブリ取り出し装置を押し込むパイプ(左の4本と奥の1本)=5月27日(東京電力提供)
東京電力福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しが、装置を原子炉格納容器へ押し込むパイプ5本の配置順間違いで中断した問題で、東電は8日、パイプを正しい順序に並べ替える作業が完了したと明らかにした。9日に並べ替えが適切かどうかなどを現場で確認するとしている。 東電によると、並べ替えのほか、パイプの中を通るケーブルの入れ直しや、ケーブルを接続した取り出し装置が正しく作動することを確認した。 デブリ取り出しに向けた作業は8月22日に開始。2週間程度かけて数グラム採取する予定だったが、配置順の誤りにより初日で中断した。
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