秋篠宮家の長男悠仁さまは6日、18歳の誕生日を迎え、成年皇族になられた。誕生日を迎えるに当たり、宮内庁を通じて文書で感想を述べ、心を寄せてくれた多くの人たちに感謝の言葉をつづるとともに「今まで育ててくれた両親と姉たちにも感謝しています」と記した。

◆トンボ研究で「昆虫学会議」出席

 悠仁さまは「もう成年なのかと思うと、時がたつのは早いと実感している」と幼稚園や小中学校時代を振り返り「今は最終の学年として、進路実現に向けて努めつつ、学校行事を含め、残り少ない高校生活を大切にしたい。今後も一つ一つ経験することを通して学びを深め、さまざまなことを吸収して、成長していきたい」とつづった。

18歳の誕生日を迎えられた悠仁さま

 宮内庁によると、筑波大付属高校(東京都文京区)3年の悠仁さまは、総合的な探究の時間で「トンボの産卵に適した植物」というテーマの研究を進めている。8月には京都市で開かれた「第27回国際昆虫学会議」に出席するなど、高校生活を締めくくる年を有意義に過ごしている。

◆成年式は卒業後の適切な時期に

 民法上の成年が20歳から18歳に引き下げられた後で成年を迎えた皇族は、悠仁さまが初めて。男性皇族の成年式は1985年の秋篠宮さま以来となり、同庁は式を「高校卒業以降の適切な時期に執り行いたい」としている。新年祝賀の儀や一般参賀など、成年皇族が参加する宮中行事への出席についても、同庁は「成年式を終えた後が適当ではないか」との見解を示している。(山口登史) 

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