人気絵本作家の柴田ケイコさんが手がける「パンどろぼう」は、おいしいパンを探し求めるパンどろぼうの活躍が描かれた作品で、4年前に第1作が刊行され、シリーズの累計発行部数は350万部を超えるベストセラーとなっています。

会場には作品の原画100点以上が集められ、下書きのラフスケッチや実際に使用した画材なども展示されています。

このうち原画は絵の具などで色を重ねながら着色されていて、パンに変装したパンどろぼうの目元が表情豊かに描かれているのが特徴です。

会場には、パンどろぼうがパン屋に忍び込むシーンなど、作品の場面を再現したパネルやパンを運ぶ車の模型も展示され、訪れた人たちが写真を撮って楽しんでいました。

展示会のオープニングセレモニーに出席した柴田さんは「子どもから大人まで楽しめる展示になっているので、パンどろぼうの世界を深く味わってほしい」と話していました。

この展示会は、9月4日まで東京 中央区のデパート「松屋銀座」で開かれています。

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