第41回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト(全日本ろうあ連盟、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社主催、NEC協賛)が18日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開かれた。事前審査を通過した10人が出場し、1位には森星音さん(愛知・旭丘2年)が選ばれた。

 1位の森さんは、ろう学校から一般の高校に進学し、自分の障がいについて周囲に積極的に伝えるようにしたことで理解が進んだ経験を振り返り、もっと多くの人に聴覚障がいのことや手話の魅力を伝えていきたいと述べた。

 秋篠宮家の次女、佳子さまも出席。手話でのあいさつでは、来年11月に東京都などで開催される「東京2025デフリンピック」に触れ、「世界で使われている様々な手話や国際手話、多様なコミュニケーション、多様な文化に触れることや、新しい出会いにつながったら素敵だと思います」と話した。今回のコンテストなどを通じ、「手話を含む様々な言語、きこえないこと、きこえにくいこと、自分とは異なる背景や状況に対する理解が深まることを願っています」などと語った。

 その他の入賞者は次のみなさん。(敬称略)

 2位 前橋真子(山梨・甲陵2年)▽3位 信太(しだ)美紗生(埼玉・クラーク国際所沢キャンパス1年)▽奨励賞 上村優芽(愛知・桜花学園2年)、阿萬暖々果(ののか)(宮崎・五ケ瀬1年)

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