「短歌甲子園」の団体戦で優勝した青森県立八戸西高。右は脇坂望杏さん=18日午後、盛岡市

 歌人石川啄木の故郷、盛岡市で18日、全国高校生短歌大会(通称・短歌甲子園)の決勝戦が開かれた。21校が参加し、団体戦で青森県立八戸西高が2回目の優勝を果たした。個人戦では、宮城県立気仙沼高3年の昆野永遠さんが最優秀作品賞に輝いた。  団体戦は各校3人で競う。決勝の題は「手」。「AIに夢も選択も奪われる? それなら僕ら 生ける短歌 手に」と詠んだ八戸西高2年脇坂望杏さんは「短歌を詠み続けたい思いを込めた」と笑顔を見せた。  最優秀作品賞の昆野さんは「人間に光は描けない 陰影を 教えるように差しこむ光」と詠んだ。昆野さんは「正しいことの背景には必ず陰があることを伝えたかった」と話した。


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